TSH(甲状腺刺激ホルモン)の健康的な範囲とは
TSH(甲状腺刺激ホルモン)は、脳下垂体が分泌し、甲状腺にT3・T4の産生量を指示するホルモンです。TSHの数値が基準範囲外になると、代謝や体調にさまざまな影響が出ます。
TSHの仕組み
- 脳下垂体がTSHを分泌し、血中のT3・T4濃度を感知して調整します。T3・T4が低いとTSHが増え、逆に高いとTSHが減少します。
TSHが高すぎる(甲状腺機能低下症)
- T3・T4が不足すると代謝が低下し、体重増加、疲労感、筋肉や関節の痛み、寒さに対する感受性が高まります。
TSHが低すぎる(甲状腺機能亢進症)
- T3・T4が過剰になると代謝が亢進し、原因不明の急激な体重減少、イライラや不安感、暑さに対する過敏、睡眠障害が現れます。
適正なTSH範囲
- 2000年代初頭までは0.5〜5.0 mIU/L が標準とされていましたが、米国臨床内分泌学会は基準を見直し、現在は0.3〜3.0 mIU/L が健康的な範囲とされています。
異常が疑われたら
- TSHやT3・T4の数値が基準外の場合は、必ず医師に相談しましょう。甲状腺機能亢進症・低下症は適切な治療で症状を改善し、生活の質を向上させることができます。
