甲状腺摘出後に合成ホルモンを服用しないとどうなるか
甲状腺の役割
甲状腺は首の前部にある蝶形の小さな腺で、代謝や成長、発育を調節するホルモン(T3・T4)を分泌します。
甲状腺を摘出すると
甲状腺を外科的に除去すると、体内で必要な甲状腺ホルモンが作られなくなり、甲状腺機能低下症(hypothyroidism)となります。
主な症状
- 疲労感
- 体重増加
- 便秘
- 皮膚乾燥
- 髪の毛が脆くなる
- 寒さに対する耐性低下
- 筋力低下
- うつや不安感
- 不妊症
- 月経不順
- 甲状腺腫(甲状腺が肥大)
治療せずに放置した場合の合併症
- 心疾患
- 脳卒中
- 不妊症の悪化
- 粘液性昏睡(重度の低体温、徐脈、低血圧を伴う生命危険状態)
治療の基本
甲状腺機能低下症は、合成甲状腺ホルモン(レボチロキシン)を服用することで管理します。適切な用量を維持すれば、症状は改善し、合併症のリスクも低減します。
甲状腺摘出後にすべきこと
甲状腺を摘出した方は、必ず医師の診察を受けて甲状腺ホルモン置換療法について相談してください。定期的な血液検査でホルモン濃度をチェックし、必要に応じて用量調整を行うことが重要です。
