パーキンソン病に似た症状を示す甲状腺疾患
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺は喉の前に位置し、体の代謝を調整するホルモンを分泌します。ホルモンが過剰に産生されると、甲状腺が過活動となり、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)を引き起こします。
原因
バセドウ病は甲状腺機能亢進症の最も一般的な原因です。自己免疫疾患であり、免疫系が甲状腺を攻撃し、甲状腺ホルモン(チロキシン)の産生が過剰になります。
症状
バセドウ病はパーキンソン病と類似した症状を示すことがあります。手の震え、疲労感、不安感、視覚障害などは、パーキンソン様の症状として現れます。
治療法
抗甲状腺薬により過剰なホルモン産生を抑制します。ベータ遮断薬は手の震えや不安、頻脈といったパーキンソン様症状の緩和に有効です。重症例では甲状腺全摘手術が検討されますが、声帯への影響リスクがあるため最終手段とされます。
検査方法
医師は頸部を触診し、甲状腺の肥大を確認します。血液検査で甲状腺ホルモン濃度を測定し、診断を行います。
