産後甲状腺炎(PPT)の治療

産後甲状腺炎(Post‑partum thyroiditis、略称PPT)は、出産後に甲状腺が腫れ、機能が変動する疾患です。甲状腺機能亢進症と低下症の両方の症状が現れ、急激な体重変化、倦怠感、神経過敏、便秘、頻脈などがみられます。

PPTのフェーズ

患者は主に2つのフェーズを経験します。最初のフェーズは甲状腺機能亢進症(甲状腺が過剰に働く)で、次に甲状腺機能低下症(甲状腺が低下)へ移行します。

甲状腺機能亢進症の治療

  • 放射性ヨウ素を投与し、過剰なホルモン産生を抑制します。
  • 心拍数の上昇や振戦がある場合はβ遮断薬で症状を緩和します。

甲状腺機能低下症の治療

  • レボチロキシンなどの合成甲状腺ホルモンを1日1回、通常6か月間服用します。
  • 治療後も甲状腺機能が回復しない場合は、永久的にホルモン補充が必要になることがあります。

例外的ケース

一部の患者は自然に回復し、薬物治療を必要としません。ただし、医師は定期的に検査を行い、経過を観察します。

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