甲状腺薬の服用タイミングは?

レボチロキシンについて

レボチロキシンは、甲状腺ホルモン(T4)と化学的に同一の薬剤で、甲状腺機能低下症の治療に用いられます。甲状腺が十分なホルモンを産生できない、あるいは手術で甲状腺を摘出した患者に、長期にわたり服用が必要です。

服用時間

空腹時の朝一番に、コップ1杯の水とともに服用し、服用後60分間は水以外の飲食を控えることが推奨されます。これにより血中の甲状腺ホルモン濃度を一定に保ちやすくなります。

鉄分やカルシウムはレボチロキシンの吸収を妨げるため、サプリメントやカルシウム製剤は服用後最低4時間空けて摂取してください。

服用のコツ

  • 朝が忙しい場合は、就寝前に薬と水のコップを枕元に置き、目覚まし時計を通常より1時間早く設定します。起床後すぐに薬を飲み、残りの時間はスヌーズで睡眠を取ります。これで朝食はいつでも取れます。
  • 服用を忘れがちな方は、曜日別コンパートメント付きのピルケースを活用すると確実です。

新しい研究

『Clinical Endocrinology』誌が報告した小規模パイロット研究では、就寝前にレボチロキシンを服用した患者は、朝服用と比較して甲状腺ホルモン濃度が高く、TSH濃度が低いという結果が示されました。結果の確証には大規模な検証が必要です。

医師に相談するべき時

服用方法を変更する前に必ず主治医に相談してください。レボチロキシンは半減期が長く、効果が最大になるまで4〜6週間かかります。年齢、体重、他の薬剤、妊娠などに応じて用量調整が必要になることがありますので、定期的な血液検査でホルモン値をチェックしましょう。

甲状腺疾患 - 関連記事