甲状腺炎における看護診断と看護管理

看護診断

急性疼痛

甲状腺の炎症や腫脹が原因で、頸部に鋭い痛みが生じます。

皮膚障害

手術切開部や放射線治療部位の皮膚が損傷し、感染リスクが高まります。

栄養不良(必要エネルギー未満)

食欲低下、吐き気、嘔吐により摂取エネルギーが不足します。

疲労

甲状腺ホルモン不足の影響で、全身的な倦怠感が現れます。

不安

診断や治療の不確実性に対する心理的緊張があります。

看護管理

急性疼痛への対応

  • 痛みの部位・強度を定期的に評価する。
  • 処方された鎮痛薬を適切に投与する。
  • 頸部に冷却パックを当て、腫脹を軽減する。
  • 安静とリラクゼーションを促す。
  • 呼吸法やイメージングなどの緩和技術を指導する。

皮膚障害への対応

  • 切開部や放射線部位の発赤、腫脹、分泌物、疼痛を観察する。
  • 必要に応じてドレッシングを交換し、清潔・乾燥を保つ。
  • 処方された抗菌軟膏を適用する。

栄養不良への対応

  • 患者の栄養状態を評価し、カロリー・タンパク質を多く含む食事を提供する。
  • 少量頻回の食事や栄養価の高い間食を勧める。
  • 必要に応じてビタミン・ミネラルを補充する。

疲労への対応

  • 活動耐容度を評価し、適度な休息を確保する。
  • 過度な負荷を避けるようスケジュールを調整する。
  • エネルギー保存法(作業の簡略化、休息の分割)を指導する。

不安への対応

  • 不安レベルを評価し、病態や治療方針について分かりやすく説明する。
  • 感情表出の機会を提供し、傾聴する。
  • リラクゼーション法を教える。
  • 必要に応じて精神保健専門職への紹介を検討する。

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