甲状腺機能検査とは? 甲状腺機能亢進症の診断ポイント
甲状腺機能検査(TFT)とは
甲状腺機能検査(Thyroid Function Tests、略称TFT)は、血液中の甲状腺ホルモンや甲状腺に関連する物質の濃度を測定する検査です。主に甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)や甲状腺機能低下症(橋本病など)の診断・経過観察に用いられます。
主な検査項目
- TSH(甲状腺刺激ホルモン)
下垂体から分泌され、甲状腺にホルモン産生を指示します。
甲状腺機能亢進症では、甲状腺が過剰に働くためTSHは低下します。 - FT4(遊離サイロキシン)
甲状腺ホルモンの一つで、血中で活性を示す形態です。
甲状腺機能亢進症では、FT4が高値を示します。 - TT4(総サイロキシン)
血中の遊離型と結合型を合わせた総量です。
甲状腺機能亢進症では、TT4も高くなります。 - FT3(遊離トリヨードサイロニン)
もう一つの主要な甲状腺ホルモンで、代謝を直接調節します。
甲状腺機能亢進症では、FT3が上昇します。 - TT3(総トリヨードサイロニン)
血中の遊離型と結合型を合わせた総量です。
甲状腺機能亢進症では、TT3も高値を示します。
これらの検査結果を総合的に評価することで、甲状腺の過剰活動や不足状態を正確に把握できます。検査は空腹状態で行うことが推奨され、結果は医師が診断・治療方針の決定に活用します。
