子宮筋腫についての解説
子宮筋腫は、子宮壁の筋層にできる良性腫瘍で、閉経前の女性に最も多く見られます。原因ははっきりしていませんが、症状が出る場合は過多月経や不妊などの問題を引き起こすことがあります。
特徴
- 大きさは数ミリからグレープフルーツ大まで様々。多くは無症状で偶然に発見されますが、最も一般的な症状は大量出血です。その他、骨盤痛、頻尿、性交時痛なども報告されています。
種類
- 壁内筋腫(intramural):子宮壁内部にでき、サイズが大きくなるまで症状は少ない。
- 漿膜下筋腫(subserosal):子宮外側に突出し、症状が出ても手術で比較的容易に除去できます。
- 粘膜下筋腫(submucosal):子宮内腔に向かって伸び、過多月経を引き起こしやすい。
発症時期と経過
- 主に30代から閉経前に発症し、閉経後はエストロゲン低下に伴い自然に縮小します。症状が軽度であれば、閉経まで経過観察が推奨されます。
- 治療が必要な場合、子宮筋腫塞栓術(UFE)は手術以外の有力な選択肢で、施術後6か月以内に大幅に縮小します。
考えられる要因
- エストロゲンやプロゲステロンの影響が示唆されており、ホルモンが減少すると筋腫は縮小します。
- 家族歴が関与する可能性も指摘されていますが、確固たる因果関係は未解明です。
予防と治療法
- 原因が不明なため、予防法は確立されていません。
- 症状に応じて、薬物療法、UFE、外科的切除(筋腫摘出術・子宮全摘)などが選択肢となります。UFEは近年安全性が高く、子宮温存が可能な代替手段として注目されています。
- 今後、さらに多様な薬剤や非外科的治療が期待されています。
