子宮筋腫の診断方法

はじめに

筋腫(子宮平滑筋腫)は、平滑筋組織から発生する良性腫瘍です。子宮筋腫は女性の生殖器系で最も頻度の高い腫瘍で、35〜49歳の女性の約20〜25%に見られます。ほとんどの筋腫は無症状ですが、症状が出る場合は以下の診断手順が有効です。

診断のステップ

  1. 症状の確認

    筋腫の10〜20%が治療を要します。主な症状は月経時の過多出血で、月経痛や膀胱への圧迫感を伴うことがあります。

  2. 超音波検査

    子宮筋腫の第一選択画像診断は超音波です。経腹・経膣の両方で、筋層が中心にある円形の固形腫瘤が見られ、陰影が変化します。

  3. エコー強度の評価

    腫瘍内の石灰化や線維組織はエコーを強く反射し、壊死組織は無エコー(暗く)に映ります。

  4. 腫瘍の位置の考慮

    小さく子宮とエコー的に同等(等エコー)な筋腫は、子宮輪郭の膨らみとしてしか見えないことがあります。多くは子宮壁に位置しますが、粘膜下や漿膜側にあることもあります。

  5. MRIによる評価

    超音波所見が不明瞭な場合は磁気共鳴画像(MRI)を実施します。T1・T2強調画像で境界がはっきりした高信号または低信号の腫瘍が確認できます。

まとめ

超音波が基本診断手段で、必要に応じてMRIで詳細評価を行います。症状や腫瘍の大きさ・位置に応じた適切な診断が重要です。

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