胃や食道の潰瘍に対して行われる焼灼(電気または化学的に患部を焼き切る)治療は、長期的な副作用が少ないとされていますが、手術後は胃や喉に痛みが残り、食事に制限が必要になることがあります。以下では、焼灼後の食事で痛みを和らげ、回復を促進し、再発を防ぐためのポイントをまとめました。

辛い・刺激の強い食べ物は控える

辛味や酸味の強い食品は、潰瘍の形成や進行に直接関係が少ないとする研究結果がありますが、手術後は胃酸の逆流や粘膜刺激が起きやすくなります。そのため、手術直後は辛いものや酸っぱいものを避け、体調が回復してきたら徐々に少量ずつ再導入するとよいでしょう。無理に食べる必要はありません。

食事のタイミングと量

焼灼後は食欲が減退したり、少量で満腹感を得やすくなることがあります。無理に通常の食事回数や量を守る必要はなく、体が欲するタイミングで、少量・頻回に食べることがポイントです。最初の1〜2週間は、消化に負担の少ない軽めの食事を心がけ、医師と相談しながら自分に合った食事スケジュールを決めましょう。

食物繊維の摂取を増やす

食物繊維が不足し、砂糖・脂肪・油分の多い食事が続くと、潰瘍のリスクが高まります。焼灼後は特に食物繊維を意識して摂ることが回復を助け、再発防止にもつながります。野菜、果物、全粒穀物、豆類などを積極的に取り入れ、難しい場合は繊維サプリメントの利用も検討してください。アルコールや脂肪の摂取を完全にやめる必要はありませんが、バランスの取れた食事を心がけることで、体調の改善を実感しやすくなります。