女性に多い過活動膀胱(OAB)についての徹底解説

過活動膀胱(OAB)は、排尿の衝動が突然起こり、頻尿や夜間頻尿、尿漏れを伴う疾患です。全米で1700万人以上が罹患しており、特に女性と高齢者に多く見られます。恥ずかしさから受診をためらう人も多いですが、適切な治療で症状は改善できます。

尿失禁とは

尿失禁(UI)は、意図せずに尿が漏れる状態を指し、以下の5種類があります。

  • ストレス性尿失禁
  • 切迫性尿失禁
  • 過活動膀胱
  • 機能性尿失禁
  • 閉塞性尿失禁

多くの女性は、これら複数のタイプが併存しています。

なぜ女性に多いのか

女性は男性の約2倍の頻度で尿失禁を経験します。妊娠・出産、閉経、女性特有の尿路構造が主な要因です。出産時の骨盤底筋の損傷や、エストロゲン低下による膀胱筋の緩みが尿失禁を引き起こします。

過活動膀胱(OAB)とは

OABは、神経が膀胱に誤った信号を送ることで、膀胱筋が不随意に収縮し、頻繁な排尿衝動や尿漏れ、夜間頻尿が生じます。日常生活や仕事に大きな支障を来すことがあります。

原因とリスク要因

以下の神経系疾患がOABの発症に関与します。

  • 脊髄損傷
  • 脳卒中
  • パーキンソン病
  • 認知症
  • 多発性硬化症
  • 糖尿病性神経障害

健康な神経系でも、膀胱感染、結石、腫瘍などが原因になることがあります。高齢者、妊娠・出産歴の多い女性、神経系疾患を持つ人、前立腺肥大の男性はリスクが高いです。

診断方法

診断は症状と病歴の聴取、骨盤診察から始まります。排尿日誌の記録を求められることが多く、尿検査や細胞診で感染やがん細胞の有無を確認します。必要に応じて超音波検査で膀胱の状態を評価します。

治療法

まずは骨盤底筋のリハビリテーションと行動療法で、膀胱への刺激をコントロールします。薬物療法として、膀胱筋を弛緩させる抗コリン薬が処方されます。閉経後の女性にはエストロゲン療法が有効な場合があります。手術は他の治療が効果を示さない場合の最終手段です。

まとめ

過活動膀胱は女性に多いが、適切な診断と治療で症状は大幅に改善できます。恥ずかしがらずに専門医に相談しましょう。

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