ストルバイト結晶の治療法とは?

ストルバイト結晶は、アンモニウム、マグネシウム、リン酸塩が組み合わさってできる結晶で、猫や犬の尿路にできやすく、尿路閉塞や疼痛の原因となります。近年、ペットフードの改良が進められていますが、依然として発生しやすい問題です。排尿に異常を感じたら、すぐに獣医師の診察を受けましょう。

食事の見直し

  • ストルバイト結晶は尿がアルカリ性になることが一因です。乾燥フードは炭水化物が多く、尿がアルカリ性になりやすいとされています。たんぱく質と脂肪が豊富なウェットフードへ切り替えることで改善が期待できます。代表的な処方食は、ロイヤルカナン ディソリューション、ピュリナ CNM UR-Formula、ロイヤルカナン Urinary SO などです。

水分摂取の増加

  • 水分が不足すると尿が濃縮され、結晶ができやすくなります。ウェットフードに加えて、室内に複数の給水ボウルを設置し、常に新鮮な水を飲める環境を整えましょう。頻繁に排尿できるようになると、尿の濃度が下がり結晶形成が抑えられます。

ストレスの軽減

  • 獣医診察や引っ越し、他のペットとのトラブルなどのストレスは尿pHの変動を引き起こし、結晶形成を促進します。過度なストレスが続く場合は、抗不安薬(例:アミトリプチリン)を処方されることがあります。この薬は抗炎症作用もあり、結晶を小さくする効果が期待できます。

尿路水圧洗浄(Urohydropropulsion)

  • 麻酔下でカテーテルを尿道に挿入し、滅菌生理食塩水を膀胱へ注入して圧力で結石を砕き、排出させる方法です。小さな結晶や部分的な閉塞に有効ですが、大きな結石には効果が限定的です。

手術

  • 結石が大きく、他の治療法で除去できない場合は、膀胱を開くシストトミー手術で結石を直接取り除きます。

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