尿検査で見つかる上皮細胞とは?

上皮細胞は、上皮組織を構成する単位細胞です。上皮は体の内外を覆う組織で、尿路もその一部です。尿検査の顕微鏡観察では、上皮細胞が尿中に自然に剥がれ落ちていることがしばしば確認されます。

検査上の留意点

完全な尿検査の最終ステップは尿沈渣の顕微鏡検査です。ここで上皮細胞の有無だけでなく、数と種類も評価できます。

上皮細胞の種類

尿路には主に3種類の上皮細胞が存在します。扁平上皮細胞、移行上皮細胞、腎尿細管上皮細胞です。部位と機能に基づいて命名され、出現頻度は「まれ、少数、中等、多数」などで定量されます。

上皮細胞の識別

扁平上皮細胞は膣や外尿道、皮膚表面に見られます。移行上皮細胞は膀胱、腎盂、尿管に分布し、腎尿細管上皮細胞は腎臓のネフロン内に存在します。

臨床的意義

尿サンプルに上皮細胞が全く検出されない、または「まれ」や「少数」程度であれば通常は問題ありません。扁平上皮細胞が多数検出されると、採取時の汚染が疑われます。一方、移行上皮細胞や腎尿細管上皮細胞が多数認められる場合は、基礎疾患の可能性があるため注意が必要です。

専門家からのアドバイス

尿採取時の正しい手順を守ることで、扁平上皮細胞による汚染を防げます。もし移行上皮細胞や腎尿細管上皮細胞が「まれ」や「少数」以上に検出された場合は、医師が追加検査を指示することがあります。

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