膀胱痙攣(膀胱けいれん)の原因とは?

定義

膀胱痙攣(膀胱けいれん)とは、膀胱の筋肉が不随意に強く収縮する状態です。通常、膀胱はゆっくりとした収縮で排尿を促しますが、痙攣が起きると突然強い尿意を感じ、トイレに駆け込む必要があるかのように感じます。予告なしに尿が漏れる「切迫性失禁」も引き起こすことがあります。

間質性膀胱炎

間質性膀胱炎は、膀胱の壁が炎症を起こし、原因不明の疼痛や頻尿、切迫感を伴う疾患です。炎症により膀胱筋が過敏になり、痙攣が引き起こされることがあります。

尿路感染症(UTI)

最も一般的な原因は尿路感染症です。感染により膀胱粘膜が刺激され、排尿時の痛みや灼熱感、尿の濁り・異臭、頻尿・切迫感が現れます。重症例では発熱、悪寒、吐き気、背部痛を伴うこともあります。

カテーテルの使用

長期または頻繁にカテーテルを使用すると、尿道や膀胱に刺激が加わり、痙攣や切迫性失禁を引き起こすことがあります。

手術

腹部や骨盤周辺の手術(子宮摘出術、帝王切開、膀胱手術、前立腺摘除術など)は、骨盤底筋や膀胱筋、神経を損傷し、痙攣を誘発するリスクがあります。

神経系障害

脳性麻痺、ヘルペス、パーキンソン病、脳腫瘍、脳卒中、糖尿病性神経障害、多発性硬化症、脊髄損傷など、神経系の疾患や損傷は膀胱の神経制御を乱し、痙攣を引き起こします。

薬剤

一部の薬は膀胱を刺激する作用があります。ベタネコールや化学療法薬のバルブリン、利尿剤などは膀胱筋を過度に活動させ、痙攣の原因となります。

まとめ

膀胱痙攣はさまざまな要因で起こりますが、原因を正しく把握すれば適切な治療や予防策が選べます。症状が続く場合は泌尿器科を受診し、専門的な診断と治療を受けましょう。

尿路障害 - 関連記事