膀胱漏れの対処法と治療手順

膀胱漏れは、数百万人の女性が抱える悩みです。まずは生活習慣の改善や骨盤底筋トレーニングなどの保存的治療から始めます。薬物療法で症状が緩和しない場合は、注射や手術といった侵襲的な治療が検討されます。

行動療法

膀胱日誌をつけることで排尿パターンを把握し、定時排尿やケーゲル運動を取り入れます。定時排尿は一定の時間にトイレに行くことで膀胱のコントロールを高め、徐々に間隔を延ばします。ケーゲル運動は尿を保持する筋肉を強化します。

薬物療法

抗コリン薬などの薬が処方され、膀胱の過活動を抑制します。緑内障や高血圧の薬を服用中の場合は、相互作用に注意が必要です。医師に相談し、必要に応じて薬剤の変更を検討してください。

バイオフィードバック

バイオフィードバックは自分の体の状態を意識させ、膀胱筋のコントロールを向上させます。骨盤底筋トレーニングや電気刺激と併用することで、膀胱痙攣の予防やストレス性尿失禁の改善が期待できます。

注射療法

膀胱頸部や尿道周囲にコラーゲンや炭素球などのバルク剤を注入し、組織を厚くして尿道を閉じます。局所麻酔または鎮静下で約30分で実施できますが、体内で吸収されるため定期的な再注入が必要です。

手術療法

手術は主に以下の2種類があります。

  • レトロパブリック吊り上げ術:膀胱頸部と骨盤靭帯を縫合し、尿道開口部を支えて漏れを防止します。
  • スリング手術:自家組織または合成素材で作ったスリングを尿道周囲に配置し、尿道を適度に圧迫して閉じます。

手術は患者さんの状態や希望に合わせて選択されます。

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