目が腫れ、かゆみをもたらすウイルス

目が腫れ、皮膚がかゆくなる症状は不快で心配になることがあります。これらの症状はアレルギー反応など様々な原因で起こりますが、麻疹(はしか)や風疹(ドイツはしか)といった2つのウイルスが原因になることもあります。これらのウイルスは感染力が強く、危険な場合もあるため、本人や周囲の人がはしかや風疹にかかっている疑いがある場合は、できるだけ早く医師の診断を受けることが重要です。

識別

2つのウイルスの症状は似ています。目が腫れ、皮膚がかゆくなるほか、はしかに感染した場合は高熱や風邪様症状(鼻水・咳)を伴うことがあります。かゆみは発疹によるもので、通常は顔や首から始まり、3日以内に全身、手足へと広がります。風疹患者も発疹と風邪様症状に加えて関節痛が見られますが、はしかに比べて症状は軽めです。

重要性

風疹にかかると完全に回復し、生涯免疫が得られます。しかし、妊娠中に感染すると胎児に深刻なリスクをもたらす可能性があります。特に妊娠初期に感染すると、流産や先天性欠損、成長障害、知的障害などの合併症を引き起こすことがあります。はしかはより重篤で致死的になることもあり、5歳未満の子どもや20歳以上の成人は盲目や脳炎といった合併症を起こしやすいです。

原因

症状は似ていますが、原因となるウイルスは別々です。風疹は感染者がくしゃみや咳をした際に飛散する飛沫で広がります。発疹が出る10日前から、発疹が消えるまでの1〜2週間は感染力があります。はしかは非常に感染力が高く、密接な接触や空気中の飛沫で伝播します。ウイルスは空気中や感染者が触れた表面に最大2時間まで残存し、発疹が出る4日前から発疹が消える4日後まで感染可能です。

予防・対策

これら2ウイルスの最も効果的な予防は小児期のワクチン接種です。米国では広範な予防接種プログラムにより風疹はほぼ根絶されています。米国疾病予防管理センター(CDC)は、将来的な流行防止のために子どもへのワクチン接種を推奨しています。はしか・ムンプス・風疹を同時に予防できるMMRワクチン(はしか・おたふくかぜ・風疹混合ワクチン)や、個別に接種する方法があります。

留意点

1998年に一部の医師がMMRワクチンと自閉症・腸疾患の関連を指摘しましたが、科学的根拠はありませんでした。この主張はメディアで大きく取り上げられ、一部の親がワクチン接種を避けた結果、はしかや風疹のリスクにさらされる子どもが増えました。Bupaの健康情報によると、何百万ものMMRワクチンが使用されており、ワクチンと自閉症の因果関係を示す証拠はありません。

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