症状

初期段階では頭痛、倦怠感、喉の痛みが現れ、時間とともに悪化します。その他、倦弱感、皮膚の発疹、食欲不振、夜間の発汗などがあります。発熱は約10日続きますが、他の症状は最長で2か月続くことがあります。腺熱による喉の痛みは抗生物質が効きにくく、首のリンパ節が腫れ痛むことがあります。まれに胸痛、蕁麻疹、咳、心拍数増加、息切れ、鼻血なども見られます。

合併症

主な合併症は黄疸、肝炎、脾臓の炎症です。脾臓が過度に拡大すると破裂し手術が必要になることがあります。その他、溶血性貧血、血小板減少症、睾丸炎、心筋炎などがあります。稀に、ベル麻痺、運動失調、けいれん、髄膜炎、ギラン・バレー症候群といった神経系障害が起こります。免疫が極端に低下した患者(例:HIV/AIDS)では致命的な合併症のリスクが高まります。

身体活動

脾臓が拡大するため、激しい身体活動は脾臓破裂の危険があります。多くの患者は2〜3か月の倦怠感に悩まされ、通常の運動に戻るのが難しいです。感染後すぐに運動を再開すると再燃の可能性があります。症状が消えても、医師は少なくとも数週間の安静を勧めます。

治療

腺熱の特効薬はありません。抗生物質、抗ウイルス薬、ステロイドは効果がありません。主な治療は症状緩和で、安静、十分な水分補給、塩水でのうがいが推奨されます。解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェン)も有用です。

予防

「キス病」とも呼ばれ、唾液を介して感染します。患者は他人との密接な接触を避け、食器や飲み物は別々に使用すべきです。感染力は風邪ほど強くはありませんが、注意が必要です。