帯状疱疹の痛みを和らげる方法

帯状疱疹は水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)による感染症です。水痘にかかったことがある人は、ウイルスが神経に潜伏し、数年後に再活性化して帯状疱疹を起こすことがあります。主な症状は痛みを伴う水疱や発疹で、合併症として帯状疱疹後神経痛(PHN)になると、数か月から数年にわたり皮膚が触れるだけで痛むことがあります。

抗ウイルス薬

抗ウイルス薬は発症から72時間以内に服用することで、帯状疱疹の期間を短縮し、合併症のリスクを減らす効果があります。代表的な薬剤はアシクロビル(Zovirax)、バラシクロビル(Valtrex)、ファムシクロビル(Famvir)です。

神経ブロック

痛みが強い場合、医師はステロイドや局所麻酔薬を脊髄くも膜下や末梢神経に注射し、即効性のある鎮痛効果を得ます。

皮膚治療

カプサイシンは唐辛子由来の成分で、外用薬として一時的に痛みを和らげます。ただし、慢性的で強い痛みには、医師がオピオイド系鎮痛薬を処方することがあります。

Lidoderm(リドーデルム)パッチ

1999年に米FDAが承認したリドーデルムは、リドカインを皮膚に貼付することで局所的に痛みを緩和します。全身性の副作用が少ない点が特徴です。

その他の治療薬

抗うつ薬のノルトリプチリンや、てんかん治療薬のプレガバリンは、神経性疼痛の緩和に有効とされています。これらは帯状疱疹後神経痛の治療に用いられることがあります。

予防

小児は生後12〜18か月で水痘ワクチンを接種することが推奨されます。水痘にかかっていない成人もワクチン接種が有効です。60歳以上の方には、帯状疱疹予防ワクチン「ゾスタバックス(Zostavax)」や新しいワクチン「シングリックス(Shingrix)」が推奨され、発症リスクと合併症の予防に役立ちます。

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