遠位棘上筋(ローテーターカフ)裂傷とは?
遠位棘上筋腱は、肩の棘上筋を上腕に結びつけ、ローテーターカフ(肩関節を安定させる筋肉と腱の集合体)の一部を構成しています。遠位棘上筋の裂傷は、一般に「ローテーターカフ損傷」と呼ばれます。
種類
- 部分厚さ損傷(部分断裂)と全厚さ損傷(完全断裂)の2種類があります。ワシントン大学整形外科・スポーツ医学部によれば、遠位棘上筋は全厚さ損傷が最も起こりやすい腱です。
原因
- 過度の負荷や誤った使い方、事故やスポーツによる過使用が主な原因です。また、加齢や既存の疾患、全身の健康状態が悪いこともリスクを高めます。
症状
- 損傷時の鋭い痛み、可動域の制限、腕や肩を動かす際の痛み、筋力低下が典型的です。肩の内部で「擦れる」感覚や、特定の寝姿勢での不快感を訴えることもあります。
影響
- ローテーターカフ損傷は肩の自然な可動域を狭め、動作時に痛みを伴い、放置すると症状が進行しやすくなります。
治療法
- 疼痛管理だけでは治癒は期待できません。軽度や部分断裂の場合は、固定、リハビリテーション、ストレッチングが中心となります。重度の完全断裂では、外科的修復が必要になることがあります。
