水疱(ウォーターブリスター)について
機能
水疱は皮膚の表層が損傷した際に、血清と呼ばれる透明な液体が皮膚の下にたまってできる小さなポケットです。血清は血液から赤血球や凝固因子が除かれた残りの液体で、組織を保護し治癒を促す役割があります。
影響
主な原因は摩擦です。新しい靴やきつい靴が足のかかとやつま先をこすったり、ラケットや熊手などの道具を繰り返し使用することで、手のひらや足に水疱ができやすくなります。湿った皮膚や温暖・高湿度の環境でも発生しやすいです。
種類
摩擦以外にも、日焼けや化学・熱・電気によるやけど、特定のクモの咬傷、帯状疱疹や水痘、ヘルペスなどウイルス性疾患、疥癬やダニの咬傷、毒常緑やスミレに触れた際のアレルギー反応、薬剤の副作用などが原因で水疱が生じます。
対処法
小さな水疱は粘着絆創膏で保護すれば自然に治ります。大きく痛みがある場合は、無理に破らずに医師に相談するのが原則です。どうしても液を抜く必要があるときは、手を石鹸と水で十分に洗浄し、アルコールやヨードで消毒した後、滅菌した針で縁を軽く刺して液を抜きます。皮膚は残し、抗生物質軟膏を塗ってガーゼで覆い、感染の兆候(赤み、膿)が出たらすぐに受診してください。
予防・解決策
摩擦による水疱は、手には保護用グローブ、足にはサイズが合った靴とクッション性のある靴下を使用することで防げます。野球選手はバッティンググローブ、ランナーは適切なシューズを選びます。やけどやアレルギー、ウイルス性疾患による水疱はかゆみが強くなることがあるため、医師の指示に従い軟膏や薬で症状を緩和しながら治癒を待ちます。
