膝の滑液嚢炎(膝球炎)の治療法とセルフケア
膝球炎(膝の滑液嚢炎)とは
膝の滑液嚢(バサ)に炎症が起きる状態を膝球炎と呼びます。炎症が起こるとバサ内に液体が過剰にたまり、膝関節の可動域が制限され、痛みや圧迫感が生じます。膝には計11個の滑液嚢があり、過度の膝への負荷や長時間の膝つき、外傷などが主な原因です。
主な症状
- 膝蓋骨周辺の鈍い痛み
- 腫れや軽い炎症、圧迫感
- 膝を曲げ伸ばしにくくなる
原因となりやすい要因
- 膝への外傷や頻繁な膝つき
- ランニング・バスケットボール・フットボールなどのスポーツ
- 肥満による関節への過剰な負荷
治療とセルフケアの基本
軽度の膝球炎は特別な医療処置を必要とせず、日常生活でのセルフケアで改善が期待できます。症状が1〜2週間改善しない場合や、膿が出るなど感染が疑われる場合は医師の診察が必要です。
自宅でできる5つの対処法
- 膝サポーターや膝当てを装着して、関節の安定と腫れの軽減を図ります。特にランニングやトレーニング時は必ず使用しましょう。
- 就寝時に膝を高く上げることで、血流が改善し、硬直や痛みが和らぎます。背中を向けて寝る際、膝の下に枕やクッションを置いてください。
- 氷嚢や冷却パックで冷やす(1回20〜30分)を1日数回行い、腫れと炎症を抑えます。運動後すぐに行うと効果的です。
- カモミールオイルを使用するのも有効です。抗炎症作用があるカモミールオイルを数滴希釈し、患部に優しくマッサージします。
- ターメリック(ウコン)を摂取することで自然な抗炎症作用が期待できます。食事と一緒にターメリックサプリを1日2粒程度取り入れましょう(服用前に医師に相談)。
重症例や感染例
膝球炎が重度で慢性化した場合、または膿がたまる「化膿性膝球炎」の疑いがある場合は、抗生物質による治療や外科的除去が必要になることがあります。症状が長引くときは早めに整形外科を受診してください。
