開放創の治療方法とは?
圧迫による止血
小さな切り傷(紙切れ程度)では、自然に出血が止まることが多く、わざわざ圧迫は不要です。出血が多い大きな開放創の場合は、清潔な布やタオル、Tシャツなどで傷口をしっかりと巻き、圧迫して血液の喪失を防ぎます。これは医療機関へ搬送するまでの応急処置です。
傷口の洗浄
小さな開放創は数秒間自然に出血させると、血液が汚れを流し出す効果があります。その後、石鹸と水で優しく洗い流します。アルコール(イソプロピルまたはエチル)や過酸化水素も使用できますが、刺激が強いので注意が必要です。擦過傷で土や異物が付着している場合は、しっかりと擦り洗いし、皮膚の変色を防ぎましょう。
創部の被覆
傷口が十分に清潔になったら、滅菌されたガーゼや絆創膏で覆います。必要に応じて、ネオスポリンなどの抗菌軟膏を少量塗布しても構いません。ただし、軽い切り傷は空気に触れさせた方が早く治癒することもあります。
縫合の必要性
傷が大きい、目や関節など重要部位にある、または深さが0.5インチ(約1.3cm)以上で皮下脂肪層まで達している場合は、縫合やステープラーで閉鎖する必要があります。一般的に、傷ができてから12時間以上経過したものは感染リスクが高く、縫合は行われません。
薬物療法
感染予防が最重要です。動物咬傷や不潔な物による創傷では、医師がペニシリン系抗生物質などを処方することがあります。痛みが強い場合は、イブプロフェンなどの市販鎮痛剤を使用してください。
