足潰瘍のリスク要因とは
足潰瘍は糖尿病患者に最も多く見られ、慢性腎臓病患者でも頻繁に発症します。深刻な合併症となり、壊死や切断につながることがあります。以下に主なリスク要因をまとめました。
糖尿病におけるリスク要因
1998年のAmerican Family Physicianの論文によれば、糖尿病患者で足潰瘍ができやすい主なリスクは、糖尿病性神経障害、足の構造変形、末梢動脈疾患(PAD)です。PADは脚の大血管が閉塞することで起こります。
糖尿病と腎臓病の共通点
2008年のInternal Medicine Journal(IMJ)に掲載された研究では、糖尿病を伴わない慢性腎臓病(CKD)患者のリスク要因は、糖尿病患者と有意差がないことが示されました。
腎臓病におけるリスク要因
同じIMJの研究で、非糖尿病性CKD患者の足潰瘍リスク要因として最も多いのは、末梢神経障害と血管不全、さらに末梢神経障害と足の構造変形が併存するケースでした。
併存疾患
CKDと糖尿病の両方を持つ患者は、過去・現在の足潰瘍の数が最も多く、腎機能が末期腎不全に進行するにつれて潰瘍の頻度が増加しました。
年齢に関する考慮点
1996年のScandinavian Journal of Primary Health Careの研究では、スウェーデン・ストックホルムで6週間にわたり足・脚潰瘍患者294人を観察した結果、年齢が重要な要因で、65歳以上が92%、中央値は約79歳でした。
高齢者や合併症を抱える患者は特に注意が必要です。
