壊疽(がんくん)の概要と対策
壊疽は、組織が死滅または壊死する状態で、主に「乾性壊疽」と「湿性壊疽」の2種類があります。湿性壊疽は感染が進行しやすく、放置すると敗血症や死亡につながります。足指や手指など末梢部に多く見られます。
症状
- 乾性壊疽: 病変部が冷たく感覚が鈍くなる。色は赤→茶色→黒や青に変化し、皮膚がしおれ、剥がれ落ちることがあります。
- 湿性壊疽: 腫脹と疼痛があり、液体や膿が滲み出す。悪臭を伴い、組織は黒く変色し、発熱を伴うことがあります。
治療
- 壊疽で損傷した組織は回復しないため、外科的に切除が必要です。湿性壊疽は緊急処置が求められ、感染拡大を防ぐために迅速な治療が必要です。
- 抗生物質は経口または静脈投与で行い、重症例では患部の切断が検討されます。
- 一部の医療機関では高圧酸素療法を実施します。高圧酸素室で純酸素を吸入させることで、血中酸素濃度が上がり、感染と闘う能力が高まります。
予防
- 開放創は清潔に保ち、特に糖尿病や自己免疫疾患を抱える方はしっかり覆いましょう。
- 創部の赤みや膿の排出など感染サインに注意し、早期に医師へ相談してください。
- 寒冷環境では手足を適切に保温し、凍傷が壊疽に進行するのを防ぎます。
