急性出血の止め方と応急処置の手順
急性出血は軽度から命に関わる重篤まで幅があります。複雑骨折や深い裂傷などの重傷は大量出血を引き起こしやすいですが、頭皮の切り傷といった比較的軽い怪我でも大量に血が失われることがあります。出血に対する最善の処置は速やかに医療機関や救急隊に連絡することです。病院や救急隊がすぐに駆けつけられない場合は、以下の手順で出血を止め、救助が来るまでの時間を稼ぎましょう。
応急処置の手順
- 直接圧迫:清潔な布や手で傷口をしっかり押さえます。汚れた衣類や細菌が付着した可能性のあるものは使用せず、感染リスクを減らしましょう。
- 湿布で覆う:深い開放創の場合は、湿らせた清潔な布で傷口を覆い、すぐに医療機関を受診します。臓器が見えるほど深い傷では、自然に元の位置に戻らない限り無理に戻さないでください。
- ショックの有無を確認:皮膚が蒼白になる、めまい・吐き気がある、脈が速くなるなどは内部出血やショックのサインです。ショックが疑われる場合は、暖かい毛布で体を覆い、救助が来るまで安静にさせます。
- 止血帯の使用:直接圧迫で血が止まらないときは、出血部位近くの大動脈に止血帯を巻きます。ただし、止血帯は血流を完全に遮断するため、使用は最終手段とし、適切に時間管理を行うことが重要です。
- 布の追加:血液が布を通り抜けたら、最初に置いた布を外さずに、上から新しい布を重ねて圧迫を続けます。最初の布を取り除くと傷が再び開き、出血が悪化します。
以上の手順を守りつつ、できるだけ早く専門医の診察を受けることが最も重要です。
