スリングの作り方と使用手順

スリングは、簡単ながら効果的な応急処置の一つです。腕や手を固定・挙上することで、さらなる損傷を防ぎ、治癒を促進します。布やベルトなど、身近な素材で手早く作れるため、緊急時に非常に便利です。

必要なもの

  • 正方形の布(幅約1.5メートル、長さ約0.9メートル)
  • 追加の布片
  • 安全ピン(または結び目)

手順

腕用スリング

  1. 怪我した腕をスリングに入れる前に、傷口の止血・清拭を行います。
  2. 正方形の布を三角形に折ります。
  3. 三角形の頂点を肘の下に当て、手首が三角形の底辺の中央にくるように位置させます。
  4. 前側の布端を肩の前面に回し、腕の前側に掛けます。
  5. もう一方の布端を同じ肩の背面に回し、二つの端を合わせます。
  6. 端をしっかり結ぶか、安全ピンで留めます。
  7. 必要に応じて、追加の布を胸に巻き、未負傷側で結んで腕を固定します。

エレベーションスリング(挙上用スリング)

  1. 負傷した前腕を胸の上に置き、指先を未負傷側の肩に向けます。
  2. 布を三角形に折り、前腕と手の上にかぶせ、頂点が肘より先に出るようにします。
  3. 三角形の上辺を腕の上に引き、底辺を体の中心部に垂らします。
  4. 腕の手を三角形の上端に持ち、未負傷側の肩近くで握り、三角形の端を手首の下に差し込みます。
  5. 体側に垂れた布の部分を手で持ち、上腕の下に差し込みます。
  6. 布の下部を背中側へ回し、未負傷側の鎖骨上のくぼみに向けて結びます。
  7. 三角形の角を負傷した肘に合わせて折り返し、安全ピンで前面に留めます。

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