耳鳴りと顎関節障害の関係
定義
耳鳴りは、鳴る音やシューという音、ブンブンという音など、外部からではなく本人の頭の中で音が聞こえる状態を指します。
顎関節障害との関係
1920年代にデイビッド・グッドフレンド博士とジェームズ・コステン博士が行った研究で、顎関節障害患者に耳鳴りが頻繁に見られることが報告され、両者の関連が明らかになりました。
原因
1962年のピント報告では、顎関節の半月板から耳の小骨(槌骨)に付着する靭帯が、顎関節障害患者の耳鳴りを引き起こす可能性が示されています。また、顎関節が血管や神経に近接していることも、耳鳴りの一因と考えられています。
多様な症状
耳鳴りは顎関節障害の代表的な訴えの一つです。単独で現れることもあれば、頭部・首・背中の痛み、めまい、耳の詰まり感、聴力低下などと併発することもあります。
治療法
顎関節障害が原因の耳鳴りは、顎関節障害そのものの根本原因(例:歯ぎしり)に対処することで改善します。顎関節の歯科治療が完了すれば、関連する耳鳴りは通常消失します。
