爪に凹みができたときに考えられる原因と対策
爪に凹み(凹み爪、くびれ爪、コイロニキア)が現れると、体の健康状態が関係していることがあります。以下では主な原因と対処法をわかりやすく解説します。
1. 鉄欠乏症
鉄は赤血球が全身に酸素を運ぶために欠かせないミネラルです。鉄が不足すると、爪の基部(マトリックス)で新しい爪細胞が十分に作られず、凹みや薄くなった爪ができやすくなります。
2. ビタミンB12欠乏症
ビタミンB12は赤血球と神経の保護膜(ミエリン)を作るのに必要です。欠乏すると爪のマトリックスが障害を受け、凹みや爪の変形が起こります。
3. 葉酸欠乏症
葉酸はDNA合成と赤血球生成に関与するビタミンです。不足すると爪の細胞分裂がうまくいかず、凹みやその他の爪異常が現れます。
4. 外傷(トラウマ)
爪が何らかの衝撃を受けると、マトリックスが損傷し凹みが生じます。指先がドアに挟まれる、ペンチでつままれるなどの日常的な事故が原因です。
5. 特定の疾患
以下のような疾患でも爪に凹みが出ることがあります。
- 乾癬
- 湿疹
- 扁平苔癬
- 円形脱毛症
- 全身性エリテマトーデスや関節リウマチなどの結合組織疾患
- 腎臓病・肝臓病
- 炎症性腸疾患、セリアック病
- 糖尿病、心臓病
凹みが続く、または原因がはっきりしない場合は、基礎疾患の有無を確認するために医師の診察を受けることが重要です。
