歯肉炎(Gingivitis)
最も軽度の歯周病で、歯ブラシで刺激すると歯茎が出血しやすく、腫れや圧痛を伴います。痛みはほとんどありませんが、プラーク中の細菌が歯茎を炎症させることが原因です。主な要因は口腔衛生の不徹底ですが、遺伝的要素も関与します。
歯周炎(Periodontitis)
歯肉炎を放置すると、炎症が歯肉の下に広がり、歯槽骨や結合組織が破壊されます。結果として歯が揺れ、最終的には抜歯が必要になることがあります。予防的なケアが欠かせません。
歯根嚢胞・膿瘍(Abscesses)
虫歯や歯の感染が進行すると、歯根部に膿がたまり膿瘍が形成されます。膿瘍は激しい痛みと腫れを伴い、放置すると全身へ感染が拡大する危険があります。早期に根管治療を行うか、歯を抜歯する必要があります。
歯ぎしり(Bruxism)
睡眠中に無意識に歯をすり合わせる症状で、噛み合わせの不正やストレスが関与します。歯の摩耗、顎関節の痛み、頭痛を引き起こすことがあります。対策としては、夜間に装着するマウスガード(ナイトガード)が有効です。
顎関節症(TMJ)
顎関節や周囲の筋肉に慢性的な痛みが生じ、咀嚼や会話に支障をきたします。治療法はマウスガード、スプリント、場合によっては外科手術などがあります。
リスク要因
口腔衛生の不足や不適切な治療が最大のリスクです。糖尿病や特定の薬剤、遺伝的要因、過去の不良な歯科処置も歯周病のリスクを高めます。
予防策
歯磨き(1日2回以上)とデンタルフロスの併用が基本です。定期的な歯科検診とプロフェッショナルクリーニングを受け、必要に応じてシーラントやフッ素塗布を活用しましょう。自分でできるケアと専門家のサポートを組み合わせることで、重篤な疾患を未然に防げます。
