ドライソケット(乾燥嚢)とは?
概要
ドライソケット(アルベオラ骨炎)は、抜歯後に血餅が早期に失われ、骨や神経が露出して激しい痛みを引き起こす状態です。WMDSによると、一般的な抜歯での発生率は0.5〜5%ですが、下顎の埋伏智歯除去では最大37%に達します。
一般情報
虫歯や感染が進行し、保存的治療が不可能な場合に抜歯が選択されます。抜歯後にドライソケットが起こるリスクは、外科的抜歯や下顎の埋伏智歯除去で高くなります。症状が現れたら、すぐに抜歯を行った歯科医・口腔外科医に相談しましょう。
症状
- 抜歯後2〜5日で急激に増す激しい痛み(通常は徐々に軽減する)
- 抜歯部位に骨が見える、口臭や不快な味がする
- 頸部や顎のリンパ節が腫れる
- 痛みが顎全体に放散する
予防策
- 抜歯後は十分な休養を取り、激しい運動を避ける
- タバコは最低でも術後24時間は禁煙、可能なら数日以上続ける
- 炭酸飲料、カフェイン、アルコールは術後24時間摂取しない
- 最初の24時間は柔らかい食事をし、徐々に半固形食へ移行する
- 術後1週間はストローの使用を避け、血餅が外れないようにする
治療法
ドライソケットは、患部に薬剤を含んだガーゼを充填し、定期的に交換することで治癒を促します。歯科医はまず抜歯部位を洗浄し、食べかすや汚れを除去します。その後、薬剤入りガーゼを挿入し、痛みが軽減しますが、必要に応じて鎮痛剤を処方します。通常、5〜10日で自然に治癒します。
