歯ぎしりの治療法

ブラキシズム(歯ぎしり)は、睡眠中に歯をすり合わせたり、食いしばったりする状態で、睡眠障害の一種です。根本的な治癒法はありませんが、ストレス軽減や口腔装置、行動療法など、さまざまな対処法があります。

心理療法

  • 成人の場合、主な原因はストレスです。カウンセリングや瞑想、ヨガ、軽い運動などのリラクゼーション法が推奨されます。

    子供の場合は、就寝前の不安が原因となることが多いです。恐怖心を話し合う、入浴や読書などでリラックスさせると効果的です。

歯科的対策

  • 最も一般的なのは、市販または歯科医が作製するマウスガードの使用です。ただし、噛みしめ中に外れやすく、装着感が不快なことがあります。

    マウスガードが合わない場合は、硬質アクリル製のスプリント(上下の歯に装着)を歯科医院で作製できます。

    歯の摩耗が進行した場合は、オーバーレイやクラウンによる修復が必要ですが、歯ぎしり自体を止めるわけではありません。

行動療法

  • 自覚的に歯ぎしりを防ぐ方法として、舌を上顎に軽く当て、歯を開いた状態で唇を閉じる姿勢を意識します。これにより歯の接触と顎の緊張が緩和されます。

    より高度な方法としてバイオフィードバックがあります。体にセンサーを装着し、ストレス反応を音や光でフィードバックすることで、無意識の歯ぎしりを抑制します。診療所での実施や、家庭用ポータブルデバイスが利用可能です。

カプセル療法

  • 新しい試みとして、歯の間に液体入りカプセルを装着し、歯ぎしりが起きると破裂して不快な味が口内に広がり、覚醒を促す方法があります。

薬物療法

  • 薬物は歯ぎしりの根本的な治療法とはみなされませんが、原因が薬の副作用である場合は代替薬への変更が検討されます。また、就寝前に筋弛緩剤を服用すると緩和されることがあります。

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