口の乾燥(ドライマウス)の原因と対策

時々、口の中の唾液がすべて乾いてしまい、舌が厚く乾燥しているように感じることがあります。この状態は「ドライマウス(口腔乾燥症、xerostomia)」と呼ばれます。長時間の運動後や暑い日に、または歯磨きやうがいの後に口が乾くことがあります。口の乾燥の原因は多数あり、無害なものから医学的に深刻なものまでさまざまです。

病気による副作用

HIV/AIDS、パーキンソン病、シェーグレン症候群、貧血、嚢胞性線維症、糖尿病などが口の乾燥を引き起こす代表的な疾患です。また、不安障害やうつ病の患者、脳卒中後の方、ムンプスに罹患した方も乾燥しやすいです。

薬剤による副作用

多くの市販薬や処方薬が口の乾燥を引き起こします。特に、うつ病・不安障害・高血圧・尿失禁・パーキンソン病の治療薬、また鼻炎用の減充血薬、抗ヒスタミン薬、止瀉薬、筋弛緩薬などが原因となります。

医療処置による副作用

化学療法は唾液分泌を大幅に減少させるため、口の乾燥を引き起こしやすいです。さらに、頸部や頭部への放射線治療は唾液腺を損傷し、乾燥を招きます。

脱水症状

脱水は口の乾燥の最も一般的な原因です。大量の発汗、嘔吐、下痢などで体液が失われ、十分に補給できないと乾燥します。血液喪失、慢性下痢、腎不全などの疾患も脱水を引き起こすことがあります。

神経障害

唾液腺は顔面神経により制御されています。頭頸部の神経が損傷すると唾液分泌が著しく低下し、口が乾きます。

治療法

治療は原因に応じて異なります。薬が原因なら、医師は投薬量の調整や別の薬に変更できます。また、唾液分泌を促す薬を処方されることもあります。自宅でできる対策としては、ガムを噛む、ハードキャンディを舐める、十分な水分を摂取する、口ではなく鼻で呼吸する、アルコールを控える(乾燥を促すため)、カフェイン摂取を制限する、タバコをやめるなどがあります。

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