歯の詰め物が痛む原因は?
歯科用の詰め物(フィリング)は、虫歯の除去後に歯の欠損部分を金属やコンポジット樹脂で埋める修復処置です。ほとんどの詰め物は長期間問題なく機能しますが、時に感覚過敏や痛みを感じることがあります。以下では、詰め物が痛む主な原因と対処法を解説します。
虫歯と修復材料
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歯科医はレントゲン撮影とエクスプローラと呼ばれる細い探針で虫歯を診断します。エクスプローラは硬いエナメルや象牙質には食い込まず、軟らかい虫歯部分にだけ入り込むため、虫歯の有無が分かります。虫歯はレントゲン上で暗い影として映ります。一般的な詰め物材料は、銀と水銀の合金(アマルガム)や、アクリル・ガラス系のコンポジット樹脂です。
詰め物の作製手順
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新たに虫歯を除去したり、古い詰め物を取り除く際は、高速ドリルで「キャビティ(穴)」を作ります。低速ドリルやスプーン型エキスカベータで虫歯を除去し、神経に近い底部には再石灰化を促す薬剤を塗布、全体に絶縁性のワニスで裏打ちします。その後、詰め物材料を充填し、咬合調整とエッジの研磨を行います。手術後は一時的に知覚過敏が起こりやすい旨を患者に伝えます。
新しい詰め物が痛む理由
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新しい詰め物が入った直後に感じる過敏感は、ある程度は正常です。深い虫歯が神経を刺激している場合や、金属・コンポジットが歯に接触したことで感覚が増幅されます。冷たいものへの痛みや、噛んだときの違和感はよくある症状です。詰め物が高すぎると、対向歯と最初に接触し、圧迫感や痛みを引き起こすことがあります。また、麻酔注射部位の組織が敏感になることや、金属詰め物が食器などの金属と接触したときに起こる電気的刺激(ガルバニズム)も報告されています。時間とともに金属が酸化すれば、ほとんどの場合は自然に解消します。
既存の詰め物が痛む原因
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詰め物は永久的ではありませんが、適切な口腔ケアをすれば長く持ちます。痛みが出る主な原因は、咬合時の力で詰め物がひび割れ・破損した場合です。また、虫歯が完全に除去できず、残存菌が再び増殖して再発することがあります。虫歯が神経まで進行すると、歯の死亡につながり、再度の詰め物では対処できず、根管治療やクラウンが必要になることがあります。さらに、歯肉が後退して歯のセメント質が露出すると、熱・冷・甘味に過敏になることがあります。歯の構造自体が割れる・欠ける場合も痛みの原因となります。これらの症状を感じたら、速やかに歯科医師に相談してください。
