歯科診療における緊急時対応プロトコル

CPR(心肺蘇生)と除細動

患者が呼吸しない場合、まず頭部を後方に傾け、顎を持ち上げて呼吸の有無を確認します。呼吸がない場合は、親指と人差し指で鼻をつまみ、マウスバリアを使用して口から2回、十分な量の人工呼吸を行います。その後、胸骨の中心に片手のかかとを置き、もう一方の手で上に重ね、15回の胸部圧迫を行います。すぐに911に通報し、意識不明や脳卒中、胸痛、けいれんなどの状況に備えます。

除細動と薬剤投与

心停止が疑われる場合、AEDのパッドを左胸部と右胸部(右乳首上)に装着し、装置の指示に従って除細動を行います。また、緊急時に使用する薬剤として、胸痛にはニトログリセリン、アレルギー反応にはエピネフリン、けいれんにはジアゼパムを投与します。

意識不明・呼吸困難

患者が意識不明の場合、頭部を足より低くして血流が脳に向かうようにします。衣類は緩め、必要に応じて酸素やアンモニア吸入剤を鼻下に数回振ります。呼吸が困難な場合は、楽な姿勢で座らせ、紙袋や cupped hands で呼吸させます。

窒息

患者が話せず、呼吸もせず、咳もできない場合は気道が完全に閉塞しています。ハイムリック法を実施します。拳を作り、親指側をへその上方の腹部に当て、もう一方の手で拳を握り、腹部へ内上向きに強く押し上げます。患者が椅子に横たわっている場合は、片手のかかとを腹部に当て、もう一方の手で覆い、同様に上向きの圧迫を繰り返します。

痙攣・糖尿病緊急

患者が痙攣した場合、口内の異物を除去し、頭・胸・膝が同一水平になるよう仰向けにさせます。自己傷害を防ぐために周囲を保護します。糖尿病性低血糖時は、砂糖パック、濃縮オレンジジュース、または速やかに吸収される炭水化物を提供します。

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