1日1回だけ歯を磨くとどうなるか?
米国歯科医師会(ADA)は、1日2回の歯磨きを推奨しています。理想的には、1回は就寝前に行うことが望ましいです。1日1回だけの歯磨きでは、口腔内の汚れが十分に除去されず、歯や全身の健康にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
口臭(ハリトーシス)
歯や舌、歯茎に食べかすが残ると、口内細菌が硫黄化合物を生成し、口臭の原因となります。毎回の歯磨き時に舌もブラッシングし、フロスで歯間を清掃することが重要です。
歯周病
1日1回のブラッシングではプラークが十分に除去できず、硬化して歯石になります。歯石が歯茎に付着すると、歯肉炎や歯周炎を引き起こし、出血や最終的には歯の喪失につながります。
虫歯
食べかすと細菌が残ると酸が生成され、エナメル質が溶けて虫歯ができやすくなります。初期の虫歯は痛みがなくても、放置すると歯痛や大きな穴ができ、詰め物やクラウン、場合によっては根管治療が必要になります。
心臓病リスクの増加
口腔内の炎症は全身の血管にも影響を与えます。ロンドン大学の研究(2010年)では、1日1回しか歯を磨かない人は、2回磨く人に比べて心臓病リスクが約70%高いことが示されました。口内の炎症が動脈硬化を促進し、心血管疾患につながります。
