パノラマX線撮影時のエプロンの正しい着用方法
パノラマX線は歯科診療で頻繁に使用されます。X線ビームは頭部の周囲と背後を通過します。過去50年の技術進歩により、パノラマ撮影時に全身を放射線から守るための鉛エプロンは必ずしも必要とされなくなりました。エプロンの有無による全身への放射線量の差は極めて小さいとされています。とはいえ、安心のために鉱鉛エプロンを使用する歯科医もいます(Health Physics Society, HPS)。歯科医院ではサイズフリーのエプロンが一般的に用意されていますが、病院では様々なタイプが揃っています。
エプロンの正しい着用手順
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1. 包み込むタイプのエプロンを選ぶ
可能であれば、全身を覆うラップタイプのエプロンを使用してください。コートのような形状の鉛エプロンは、脊髄の骨髄や重要臓器への放射線被曝を低減するとHPSは報告しています。ベストはベストとスカートが一体化したタイプです。
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2. 背中をしっかり覆う
パノラマX線のビームは患者の背後から照射されます。そのため、エプロンは前面ではなく背面を覆うように掛けることが重要です(Allan Farman著「Panoramic Radiology」)。
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3. 肩のしわを伸ばす
エプロンを肩に掛けたまま、しわやたるみがないように平らに整えてください。肩部のしわは画像にアーティファクト(偽影)を生じさせ、再撮影が必要になることがあります(Farman)。
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4. 生殖器を覆う(必要に応じて)
妊娠中の方や妊娠可能年齢の女性は、生殖器部位を鉛エプロンで覆うよう歯科医に依頼しましょう。一部の医師はこの部位の保護を推奨しており、子どもの将来への放射線影響を心配する保護者も多いです。
以上のポイントを守れば、パノラマX線撮影時の放射線被曝を最小限に抑え、画像品質も確保できます。
