X線装置の種類と特徴

X線の基本

X線は電磁放射の一種で、体内を通過した光子がフィルムに像を記録します。骨などの高密度部は白く映り、空気を含む構造は黒く、筋肉や脂肪、体液は灰色に写ります。

内部撮影(バリウム造影)

バリウム造影などの内部撮影では、細長いチューブを体内に挿入し、バリウム硫酸塩(造影剤)を注入します。バリウムは消化管を白く映し出し、画像のコントラストを高めます。チューブ先端に小さな風船が付いていることがあり、これで大腸内にバリウムを保持します。

歯科用X線

歯科用X線は主に「口腔内撮影」と「口腔外撮影」の2種類があります。口腔内撮影はフィルム(またはデジタルセンサー)を口の中に置き、口腔外撮影は口の外側から撮影します。代表的な装置は以下の通りです。

  • バイトウィング:歯と歯の間にフィルムを固定し、歯間部や歯冠の状態を撮影します。
  • パノラマX線装置:頭部を円形に回転させながら撮影し、上下顎全体の歯列を一枚の画像で取得します。

CT(コンピュータ断層撮影)

CTスキャンはX線とコンピュータを組み合わせ、体内の断層画像を多数取得して3次元的に再構成します。従来のX線撮影よりも高解像度で内部構造を詳細に評価できます。患者は検査台に横たわり、検査台はスキャナ内部へスライドします。X線管と検出器はスキャナ本体にあり、画像処理用コンピュータは別室に設置されています。

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