歯や歯茎のトラブルの主な原因
歯や歯茎の問題は痛みを伴うことが多く、日々のセルフケアと定期的な歯科受診が重要です。最低でも1日2回の歯磨き、毎日のフロス、半年に1回の定期検診を心がけましょう。
プラークの形成
口内の細菌は砂糖やでんぷん質(ジャガイモやパスタなど)をエサにします。食べかすをきちんと除去しないと、細菌が酸を生成し、酸・細菌・唾液・食べかすが混ざってプラークという粘着性のフィルムが歯を覆います。プラークはエナメル質を侵食し虫歯の原因となり、歯根や歯茎にまで及んで炎症や感染、歯を支える骨の破壊を引き起こします。
唾液の不足
唾液は歯と歯茎の健康に重要な役割を果たします。食べかすを分解・洗い流し、口内の細菌や有害物質を除去して口腔感染を防ぎます。加齢や薬の副作用、唾液腺の損傷、特定の疾患により唾液分泌が減少することがあります。慢性的に口が乾く場合は、市販の唾液代替品や医師の処方する唾液分泌促進薬が有効です。
タバコの使用
シガレット、葉巻、加熱式タバコ、噛みタバコなどの使用は、歯の見た目を損なうだけでなく、歯周病リスクを大幅に高めます。タバコは歯石が硬くなり、歯科医だけが除去できる状態になるほか、歯と歯茎の間に深いポケットを作り、プラークの繁殖場所となります。さらに、歯を支える組織や骨の喪失が進み、65歳以上の喫煙者は非喫煙者の約2倍の確率で無歯になると報告されています。
その他の原因
米国歯周病学会によると、人口の約30%が遺伝的に歯周病にかかりやすい体質を持ち、口腔ケアに関係なくリスクが6倍になる可能性があります。避妊薬、抗うつ薬、心臓薬などの一部の薬剤も口腔健康に影響します。ストレスや糖尿病は感染防御力を低下させ、歯ぎしりや食いしばりは歯を支える組織に過剰な圧力をかけ、破壊を早めます。リスク評価や予防策については歯科医に相談しましょう。
