自宅で歯のクラウン(キャップ)を接着する方法
歯のクラウン(キャップ)は永遠に持つわけではありません。コロンビア大学歯科大学院によると、通常は約7年で交換が必要になりますが、状態が良ければ最大40年持つこともあります。キャップが外れてしまった場合は、できるだけ早く、理想的には翌日に歯科医を受診してください。
応急処置
キャップが外れると、露出した歯は温度、空気、圧力に敏感になり痛みを感じやすくなります。臨時の対策として、市販の歯科用セメントでキャップを再度装着することができます。ただし、これはあくまで一時的な措置であり、歯科医の治療に代わるものではありません。夜間や週末など、すぐに受診できないときの不快感軽減のために使用してください。
再装着前にキャップをしっかり洗浄しましょう。残留したセメントや汚れは、綿棒や爪楊枝で取り除き、湿った綿棒で拭き取ります。乾いた状態にしたら、キャップを歯に仮装着します。
適切なセメントの選び方
市販の歯科用セメント(歯科用接着剤)は、薬局やドラッグストアで購入できます。代表的な製品としては「Recapit No‑Mix Cement」や「Dentemp One‑Step Dental Cement」などがあります。粉末タイプのものは使用前に水と混ぜて使用します。
使い方は、乾いたキャップの内部に薄くセメントを塗布し、湿った歯の表面に装着します。しっかり噛んでキャップが合わない場合は、位置がずれている可能性がありますので、一度取り外して再度調整してください。数分後に余分なセメントを口内でうがいし、完全に固まるまで(約1〜3時間)食事は控えましょう。
歯科用セメントが手に入らない場合は、義歯用接着剤やワセリン(石油ゼリー)で代用できますが、絶対にゴムセメントや瞬間接着剤(スーパーグルー)などの家庭用接着剤は使用しないでください。口内に有害で、歯やキャップを損傷する恐れがあります。
その他の対処法
必ずしもセメントで固定する必要はありません。痛みが強い場合は、クローブオイル(丁子油)を露出した歯に少量垂らすと一時的に鎮痛効果があります。キャップは安全な場所(プラスチック袋など)に保管し、次回の診察時に持参してください。歯の損傷が軽度であれば、歯科医が新しいキャップを作らずに既存のものを再装着できることもあります。
