歯肉炎(歯茎の炎症)のサインと予防法
概要
歯肉炎は歯茎が腫れ、敏感になり、出血しやすくなる状態です。主に歯垢が原因で、放置すると歯周炎へ進行します。
原因と経過
歯垢は細菌が付着した見えない薄膜で、糖質やデンプンと結びつくと形成されます。ブラッシングで除去できますが、1日で再び付着します。2〜3日放置すると歯垢が硬化し歯石となり、歯根部の歯肉(歯肉)を刺激します。
症状
歯石中の細菌により、歯を磨くと歯肉から出血しやすくなります。初期は痛みがなく、歯肉はピンクから赤へ変色し、柔らかく腫れます。歯ブラシに血が付着するのが典型的なサインです。
リスク要因
唾液分泌が減少すると歯肉炎リスクが上がります。処方薬や抗うつ薬、ウイルス感染、白血病や免疫不全、妊娠(特につわりが頻繁な場合)も影響します。また、カルシウムやビタミンC・Bが不足した食生活も促進します。
放置した場合の影響
治療しないと歯周炎へ進行し、歯肉や顎の骨まで細菌が侵入します。最終的に歯の喪失や、細菌が血流に乗ることで心臓発作や脳卒中のリスクが高まります。歯科医師のスケーリングで歯石と歯垢は除去できます。
予防と対策
1日2回以上のブラッシングで歯肉炎を防げます。子どもの歯肉が赤くなっていないか確認し、必要に応じてブラッシング回数を増やしましょう。柔らかめのブラシを4か月ごとに交換し、フロスで歯間の細菌も除去します。
