ハーブでプラーク除去

歯垢が蓄積すると、歯肉炎や出血、歯周炎などの疾患を引き起こし、口腔だけでなく全身の健康にも影響を与えます。日々のブラッシングやフロス、うがいだけでは不十分な場合もあり、定期的な歯科受診が最も確実な除去法です。そこで、歯科医院に行くまでの間にプラークを抑制できるハーブをご紹介します。

ブラックティーの効果

  • 緑茶の抗虫歯効果は広く知られていますが、ブラックティーにも同様に優れたプラーク抑制作用があります。イリノイ大学歯学部のクリスティーナ・ウー博士によると、ブラックティーに含まれる成分は、プラーク形成に関与する細菌の酵素「グルコシルトランスフェラーゼ」の働きを阻害します。この酵素は糖をプラークの接着剤となる粘性物質に変える役割を持っています。また、細菌同士の凝集も抑えるため、歯面に付着するプラーク量が大幅に減少します。

    同博士の実験では、参加者が30秒間ブラックティーでうがいをし、3分間隔で5回繰り返すと、プラークの増加が止まり、酸の生成も低下しました。スウェーデンの研究でも、ブラックティーでのうがいがプラークを減少させることが報告されています。

甘草(リコリス)とその他のハーブ

  • 甘草の根エキスは抗菌作用があり、歯の虫歯の原因となるStreptococcus mutansの増殖を抑える成分が含まれています。UCLA医学部の劉博士と石博士の試験管実験では、甘草エキスがこの細菌の活性を顕著に低下させました。将来的には、甘草を配合した歯磨き粉やマウスウォッシュが商品化される可能性があります。

    血根(ブラッドルート)に含まれるサングィナリンは、プラークが歯に付着するのを防ぎ、既存のプラーク量も減少させます。さらに、血根は歯肉炎の予防にも効果があるとされています。

    その他、ミルラは抗菌性が高く、野生ベガモントに含まれるチモールは強力な抗菌化合物です。これらのハーブもプラークの形成を抑えるサポートをします。

歯肉炎 - 関連記事