根管治療後の歯のケア方法
根管治療(エンドドンティック治療)が無事に終了しました。根管内は清掃・洗浄・薬剤充填され、永久的に封鎖されています。治療時に開いた歯の開口部は充填材で閉じられました。
治療後のケア手順
-
麻酔が効いている間は、治療した側の歯で食事をしないでください。
-
帰宅後すぐに、治療部位に氷嚢(または冷凍野菜)を30分間当て、腫れを抑えます。最初の4〜6時間は1時間ごとに10〜15分間氷を当て続けてください。
-
診療所を出てから1時間以内に鎮痛剤を服用し、麻酔が切れる前に血中に薬が行き渡るようにします。通常は1回で十分です。多くの歯科医はイブプロフェン(例:アドビル、モトリン)800 mg(4錠)を推奨し、翌日以降は4回/日、2〜4錠を3〜4日間服用すると痛みと知覚過敏が抑えられます。胃腸障害がある場合は、抗炎症作用のないアセトアミノフェン(例:タイレノール)に切り替えてください。アスピリン系製剤は出血リスクが高まるため使用しないでください。
-
処方された抗生物質や鎮痛薬は指示通りに服用してください。ペニシリンVKが処方された場合は、最初の48〜72時間は4時間ごとに2錠、その後は6時間ごとに1錠を完了するまで飲み続けます。
-
体に問題がなければ、最初の数夜は枕を高くして頭部を上げた状態で寝てください。
-
最低2日間は柔らかい食事を心がけ、治療した側での噛み込みは避けましょう。極端に熱いものや冷たいものも控えてください。
-
クラウン(被せ物)を装着するまで、可能な限り反対側の歯で噛むようにしてください。クラウンが無い状態は歯が弱く、割れやすくなります。
-
治療後24時間は喫煙を控え、以降も喫煙回数をできるだけ減らしましょう。喫煙は治癒を遅らせます。また、アルコールは避け、激しい運動は24時間は行わないでください。
-
硬いものやカリカリした食べ物は、クラウンが無い歯が割れる恐れがあるため避けましょう。
-
治療後2日間は、温かい塩水でうがいを頻繁に行い、口内を清潔に保ちます。
-
根管治療直後は鈍い痛みや不快感があることがありますが、数日から数週間で自然に軽減します。痛みが放散することもあるので、治療部位以外に痛みを感じても過度に心配しないでください。
-
咬むときに圧痛や緩んだ感覚が出ることがありますが、これは神経終末が刺激されているためです。数日から数週間続くことがありますが、温塩水うがいと患部側での咀嚼を避けることで改善します。
-
数日後に歯茎に小さな「泡」や「膿瘍」のようなものが見えることがあります。これは圧力や細菌が解放された結果で、数日で自然に消失します。
-
歯茎が痛むことや、噛むときに歯が敏感になることがあります。治療中に歯や周囲の神経が刺激されたためです。
-
根管治療は、最終的にクラウンで歯を保護するまで完了しません。クラウン装着後に完全に治癒とみなしてください。
