扁桃腺摘出術後の嘔吐:原因・リスク・対処法
はじめに
扁桃腺摘出術(扁桃摘出)後は、特に小児で吐き気や嘔吐が頻繁に起こります。手術に伴う喉の炎症や痛み、そして麻酔の影響が主な要因です。
嘔吐の主な原因
1. 喉の炎症と痛み:手術後の喉は腫れや炎症があり、飲み込みが困難になるため、胃内容物が逆流しやすくなります。
2. 麻酔薬の副作用:全身麻酔や鎮静剤は嘔吐中枢を刺激し、術後に嘔吐を引き起こすことがあります。
リスクと影響
嘔吐が続くと、脱水症状や電解質バランスの乱れが生じやすく、特に子どもは体液量が少ないため重篤化しやすいです。そのため、術後の水分摂取量をしっかり管理し、過度の嘔吐が見られたら速やかに医療機関を受診することが重要です。
管理と対処法
・水分補給の工夫:少量ずつ、頻回に飲ませることで胃への負担を減らします。
・姿勢の調整:座位や軽く前傾させた姿勢で安静にさせると、胃内容物の逆流が抑えられます。
・医師への相談:嘔吐が激しい、または数日以上続く場合は、抗嘔吐薬の投与や他の合併症の有無を確認するために必ず受診してください。
多くの場合、嘔吐は数日以内に自然に改善しますが、症状が重い場合は早めの対応が求められます。
