壊血病は歯を失う原因になるのか?

壊血病と口腔健康

壊血病はビタミンCが不足することで起こる疾患で、歯や歯茎の健康を損なうことがありますが、歯が直接抜け落ちる主な原因ではありません。

ビタミンCはコラーゲン合成に不可欠です。コラーゲンは歯肉や骨、歯を支える結合組織の主要成分で、十分な量が確保できないと組織は脆くなります。

ビタミンCが不足すると、歯肉が腫れやすくなり、炎症や出血を伴う歯肉炎( gingivitis )が起こります。歯肉が後退すると歯根が露出し、見た目上は歯が揺れているように感じられますが、実際に歯が抜け落ちるのは歯周組織の深刻な破壊や感染が原因です。

未治療の壊血病は全身の臓器に深刻な障害を及ぼし、最悪の場合は致命的です。しかし、現代の先進国ではビタミンCが豊富に含まれる食品や強化食品が普及しているため、壊血病は極めて稀です。

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