上骨膿瘍と骨髄炎の関係とは?
上骨膿瘍と骨髄炎の関係
上骨膿瘍は、骨の表面に膿がたまる状態です。この膿が骨内部のハーベジアン管とボルクマン管へ侵入すると、骨髄炎(骨髄の感染症)を引き起こすことがあります。
ハーベジアン管とボルクマン管とは
ハーベジアン管は骨基質内に走る微小な通路で、血管や神経が通ります。
ボルクマン管は比較的大きな通路で、ハーベジアン管と骨表面をつなぎ、血液や栄養の供給路となっています。
感染が骨へ広がる経路
上骨膿瘍から骨髄炎が発症する主な経路は2つです。
- 直接拡散:膿瘍が骨に近い場合、膿が直接ハーベジアン管へ侵入し、感染が拡がります。
- 血行性拡散:膿瘍が体の遠部にあるとき、血流を介して細菌が骨に到達し、感染が起こります。
骨髄炎の主な症状
- 激しい痛み
- 腫脹(腫れ)
- 圧痛
- 発熱
- 悪寒
- 体重減少
- 倦怠感
治療法
骨髄炎は抗生物質で多くの場合治癒しますが、感染が広範囲に及んだ場合は、感染した骨組織を外科的に除去する手術が必要になることもあります。
