乳児の内反瞼(エントロピオン)に対する外科的処置

内反瞼(エントロピオン)とは

内反瞼は下まぶたが内側に巻き込まれ、まつげや皮膚が角膜に触れて赤みや刺激、違和感を引き起こす状態です。未治療のまま放置すると角膜に恒久的な損傷を与え、視力低下のリスクがあります。まれに先天的にまぶたの形成異常で生まれつき起こることがあります。

症状

涙の過剰分泌、粘液の分泌、まぶたのかさぶたが見られます。また、光に対する過敏性があり、光源から目を背けたり、目を閉じたりします。患側の白目が赤くなることもあります。

診断

小児眼科医による詳細な検査が必要です。まぶたの位置や形状、原因の特定を行い、家族歴や既往歴、症状の経過も確認します。診断後、手術前に抗炎症点眼薬で症状をコントロールすることがあります。

手術

手術は外来で行われ、軽い鎮静(経口または静脈投与)と局所麻酔で実施します。原因が筋肉や靭帯の緩みであれば、下まぶたの一部を切除し縫合します。瘢痕組織が角膜に付着している場合は、上まぶたや耳後部から皮膚移植が必要になることがあります。

術後ケア

手術後24時間以上、患側の目にパッチを装着します。腫れや内出血を抑えるために、1日数回の冷湿布が有効です。必要に応じてアセトアミノフェンで痛みを管理し、抗生物質点眼薬やステロイド点眼薬を約1週間使用します。

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