ベビーの胃腸炎(ウイルス性胃腸炎)の治療法
症状
ウイルス性胃腸炎は小腸の粘膜細胞を攻撃し、水様性下痢や嘔吐を引き起こします。特に乳児では脱水症状が急速に進行することがあります。脱水のサインは以下の通りです。
- 涙が減少または無くなる
- 尿量が6時間以上減少、または濃い黄色になる
- 手足が冷たくなる
- 頭部の柔らかい部分(前頭部)が凹む
- 過度の眠気やイライラ
- 口唇が乾燥し、極度の渇きを示す
- 発熱
米国国立衛生研究所(NIH)によれば、ロタウイルスが乳幼児の胃腸炎の主要因であり、便検査で検出可能です。診断では、身体検査に加えて便サンプルの検査が行われることがあります。ロタウイルス感染による急性症状は通常3〜8日間続きます。
症状の対処法
胃腸炎自体を根治する治療薬はありませんが、脱水を防ぐための水分補給が最も重要です。母乳やミルクが受け付けない場合は、以下のような電解質補給飲料を使用します。
- Pedialyte(ペディアライト)
- Rehydralyte(リハイドラライト)
- Enfalyte(エンファライト)
軽度の脱水であれば経口での補給で回復しますが、重度の場合は入院して点滴(IV)による治療が必要です。抗生物質はウイルスには効果がないため使用しません。
予防として、ロタウイルスワクチンの接種が推奨されます。ワクチンは重症化を防ぎ、入院リスクを大幅に低減します。
