赤ちゃんの心雑音についての基礎知識と対処法

症状

心雑音は心拍の「ドキドキ」音に加えて聞こえる異常な音です。無害な生理的心雑音もあれば、心臓の構造異常や疾患が原因の場合もあります。重篤な先天性心疾患がある赤ちゃんは、授乳がうまくできない、唇や指が青くなる(チアノーゼ)、呼吸が速くなる、成長が遅れるといった症状が現れることがあります。

診断

心雑音は医師が聴診器で心音を聴くことで確認します。音の大きさは1~6段階で評価され、6は非常に大きく聞き取りやすい、1はほとんど聞こえない程度です。また、音の性質(柔らかい・吹くような・高周波・粗い)や胸部のどの部位で最も聞こえるか、心拍サイクルのどのタイミングで出るか、体位変化で変化するかなどで分類されます。

種類

最も一般的なのは「生理的」または「機能性」心雑音で、正常な心臓が原因で生じ、成長とともに自然に消失します。先天性心疾患は出生時に約100人に1人の割合で見られ、異常な心雑音が最初のサインになることが多いです。心雑音を伴う心疾患は、心房・心室中隔欠損、弁膜異常、血流出口閉塞、心筋症の4つの大きなカテゴリに分けられます。

治療

生理的心雑音の場合、特別な治療や薬は不要です。心疾患を伴う心雑音が認められた場合は、小児科医が小児心臓専門医へ紹介し、症状に応じた治療計画を立てます。治療には薬物療法、カテーテル手術、外科手術などがあり、血流や心拍の異常、構造的欠損を修正します。

注意点

先天性心疾患を伴う心雑音は、ダウン症(21トリソミー)や遺伝子異常、妊娠中の薬剤・アルコールなどの化学物質への曝露と関連しています。兄弟に同じ疾患があっても、遺伝的要因が決定的であるという証拠は現在のところありません。

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