乳児の胃食道逆流症(GERD)治療法
乳児は胃食道逆流症(GERD)になることがあります。食道下部括約筋が十分に閉じないことが原因で、痛みや嘔吐などの症状が現れます。治療法はいくつかあります。
ミルクの変更
ミルクの種類や配合を変える、あるいは完全にミルクをやめて母乳に切り替えることで、GERDの症状が改善することがあります。
授乳・哺乳の工夫
赤ちゃんを立てた姿勢で抱く、1回の授乳量を少なくするなど、授乳方法を工夫することで逆流を減らすことができます。
ヒスタミンH2受容体拮抗薬
胃酸分泌を抑える薬で、代表的なものにペプシドAC(シメチジン)などがあります。医師の指導のもと使用します。
プロトンポンプ阻害薬(PPI)
胃酸の生成を強力に抑制する薬で、エソメプラゾール(ネキシウム)やオメプラゾール(プラザック)などが使用されます。乳児への使用は慎重に評価されます。
外科的治療
薬物療法や生活指導で効果が得られない場合、最終手段として手術が検討されます。手術では食道下部を胃の上部で包む「抗逆流手術(Nissen噴門形成術)」が行われます。
