肺炎球菌ワクチン接種のガイドライン
肺炎球菌は環境中に広く存在する細菌で、咳やくしゃみで飛散します。感染すると肺炎、菌血症、髄膜炎などを引き起こし、重症例では死亡することもあります。ワクチン接種により多くの感染を予防できるため、対象者や接種方法を正しく理解することが重要です。
対象者
- 2歳未満の乳幼児:CDC(米国疾病予防管理センター)では必ず接種を推奨しています。
- 2歳から5歳までに接種を受けていない子ども:できるだけ早く接種が推奨されます。
- 65歳以上の成人:定期的な接種が強く推奨されます。
- 自己免疫疾患の既往がある人、またはステロイドや放射線療法などで免疫が低下している人。
- 9歳から64歳までの喫煙者、喘息既往者。
以下の場合は接種を控えてください。
- ワクチンまたはその成分に対するアナフィラキシー歴がある場合。
- 現在発熱や急性の病気に罹っている場合は回復後に接種してください。
ワクチンの種類
- 肺炎球菌結合型ワクチン(PCV):主にPrevnar(PCV13)などがあり、2歳未満の子どもに使用されます。
- 肺炎球菌多糖体ワクチン(PPSV):Pneumovax23やPnu‑Immune(PPSV23)と呼ばれ、2歳以上の子どもや成人に使用されます。
接種スケジュールと回数
- 乳幼児(2歳未満):通常、2か月、4か月、6か月、12〜15か月の計4回接種します。
- 2歳以上で未接種または接種回数が不足している場合:1回の追加接種が基本です。ただし、免疫抑制状態にある場合は2回に分けて接種します。
- 成人:5年に1回、または必要に応じて追加接種を行います。
接種は他の予防接種と同時に行っても問題ありませんが、医師の判断で分けて接種することも可能です。
